夏祭り
8月1日(木)、夏祭りを行いました。幼児組の子どもたちから「おみせやさんがやりたい!」「きょねんおどったおどりをおどりたい!」との強い要望があり、今年の夏祭りは、お店屋さんと盆踊りを行うことにしました。どんなお店があったらいいかをみんなで意見を出し合い、最終的に「からあげ」「りんごあめ」「わたあめ」のお店に決定しました。3グループに分かれ、製作開始です。「ちいさいクラスのおともだちもきてほしいから、いっぱいつくろう!」「わたしがここもってるから、ここやってくれる?」と、3.4.5歳児で協力し合いながら、作っていきました。みんなに来てほしいとのことから、チラシを作り、小さいクラスや事務室など配っていました。遊戯室に飾り付けをし、「なつまつり、たのしみだなー!」と、みんなで楽しみにしていました。
当日、入園式と誕生会の時に、みんなで日光和楽踊りを踊りました。3.4.5歳児が円になって踊ると、小さいクラスのお友だちも一緒に手を叩いてリズムをとったり、お兄さんお姉さんをじっと見つめたりと、楽しそうに見ていました。踊り終わると「たのしかったね」と、友だちと笑顔で話をしていました。
保育室に戻り、次は遊戯室でお店屋さんごっこです。お客さんが来る前に、どうやったらお客さんが来てくれるかをみんなで考えました。「いらっしゃいませ!」「おいしいですよ」「〇〇あじですよ」など、いろいろな案が出てきます。中には「よってらっしゃい みてらっしゃい はどう?」と、意見を出していました。お客さんがくると、たくさん案を出した中から、いろいろな掛け声や声掛けをしながら、売っていました。小さい子や一時保育のお友だちには、「どうぞ」と、優しく手渡ししたり、「これはどう?」と、声をかけていました。小さい子たちも嬉しそうです。
休憩をはさんで、次は、幼児組のお友だちがグループに分かれてお買い物をします。幼児組は、お財布とお金を作って、お金のやり取りも行います。財布とお金は、自分で作りました。「おかねもばっちりあるよ」「これでかえるね」と、友だち同士で、財布の中にお金が入っていることを確認しました。いよいよ買い物です。「どこにいこうかな?」「あそこにいこう!」と、自分で行きたいところを決めていきました。「これおいしいですよ」「100えんです」と、子どもたち同士でやりとりを楽しんでいました。買い物をした後は、椅子に座って、みんなで買ったものを見せ合ったり、食べたりしていました。「みて、りんごあめ。おいしいよ」「からあげは、にくあじだった」と、味を伝え合っていました。子どもたちのやり取りは、とても面白く、職員も聞きながら、思わず笑顔になってしました。
みんなのお買い物が終わった後は、保育室に戻りました。職員が「かきごおりやさんです。かきごおりはいらんかね?」と言いながら、かき氷の機械を乗せたカートを押していると「たべる!」「かきごおりください!」と言いながら、子どもたちが手をあげていました。順番にコップにかき氷を作っていきました。「あっ、フルーツだ」「今日は、フルーツ味のかき氷ですよ」と、氷の上にフルーツをのせて、シロップをかけて渡しました。もらった順に食べていると「おいしい!」「つめたいね」「せんせい、ありがとう!」「こおりをとかしてたべると、ジュースになるよ!」と、子どもたちの表情はにこにこ笑顔になっていました。「おかわりたべたいな」「まだある?」と、先生に聞いていました。「今日は、氷をいっぱい作ったから、おかわりも作れそうだよ」というと、またまた笑顔になりました。お腹が冷えないように気を付けながら、おかわりしていました。
みんなで考えて作っていった夏祭りも終わりです。「たのしかったね」「おかあさんとおとうさんにもあげるんだ」と、嬉しそうに話していました。自分たちで、いろいろ意見を出し合いながら、作っていったことで、達成感や満足感が味わえたと思います。これからも、子どもたちが豊かに発想でき、自分の意見が伝えられ、一緒に決めていけるような雰囲気を大切にしていきたいと思います。