いちごクラブ 長谷川 また一つ大きくなれたね
寒さも次第に和らぎ、時折、目にする梅の花やほんの僅かに顔を覗かせているチューリップの芽など、身近な景色からは、少しずつ春の訪れが感じられます。子供達も、「今年は、何色の花が咲くかな?」と春を心待ちにしているようです。
最近、らっこ、こあら組の子供達が夢中になって遊んでいる遊びの一つが缶ポックリです。缶ポックリには、子供達がよく知っている犬や象の絵が描いてあり、「ワンワン」と言いながらその絵を指差したり、「ぞうさんであそぶ」という言葉が聞かれるなど、大人気です。保育士が足の乗せ方や動かし方を丁寧に伝えると、まずは片足ずつゆっくりと足を乗せていきます。保育士に補助されながらも、足を一歩、また一歩踏み出せた時の子供達の真剣な表情や嬉しそうな笑顔がとても印象的でした。友達の姿を見て、自分もやりたいという意欲をみせる子。今度は自分一人で挑戦しようとする子。時には思い通りに行かず、悔し涙を流し、その気持ちと格闘する子の姿も・・。一つの遊びの中から、いろいろな子供達の表情や感情、成長の姿が垣間見られ、嬉しい気持ちと同時に、応援し、励ましてあげたい気持ちにもなりました。喜んだり、悲しんだり、諦めずに頑張る気持ち。様々な感情と向かい合い、それらを体験したり、乗り越えたりする中で、人はまた一つ大きく成長していけるのだと思います。これからも、個々の気持ちを受け止め、寄り添いながら、暖かく成長を見守っていきたいと思います。
次は、増山先生です。お楽しみに☆