自然体験学習1

10月19日（木）、晴天。今日は、幼稚園の月組のお友だちとクオーレのお友だちと一緒に自然体験学習に来ました。今日まで、事前活動をしたりと、子どもたちはこの日をとても楽しみにしていました。

朝、登園すると、お家の人と離れるのは少し寂しいような、でも友だちと一緒に活動できるワクワクとが入り混じった表情をしていました。「いってきます！」と、お家の人とぎゅっとしたり、タッチをしたり、元気いっぱいです。みんなが集まると、幼稚園の遊戯室へ移動し、理事長先生のお話や先生たちの紹介を聞きました。

幼稚園バスに乗り込み、さぁ出発です。バスの中では、みんなで「エイエイオー！」と、やる気満々。周りの風景も木が多くなったり、山が大きくなったりと変わってきました。

1時間くらい経つと、古峯神社の古峯園に着きました。「さいしょはフィールドビンゴだよね」と、子どもたちはネイチャーゲームの回る順番をよく覚えています。聴診器や虫メガネを貸してもらい、紙に書いてある物を探していきます。「せんせい、みずのおとだって。どこできこえるかな？」「しずかにしてたらきこえてくるかな」と、耳に手を当て、静かに森の中を歩いて行きます。「あっ！」と、ある所でしばらく止まっていました。「みずのおと、きこえた！」と、ビンゴの紙に〇をつけていました。よく見てみると、近くに川が流れていました。「かわがながれているおとだったね」と、友だちや先生に嬉しそうに話をしていました。聴診器では、自分や先生、友だちの心臓の音やお腹や顔に当てて聞こえるかを試してみたり、木や土に聴診器を当て、木や土の音が聴こえるかも試していました。虫眼鏡できのこや虫、こけなどたくさんの物をよく観察していました。

次はコラージュです。今年は何先生の顔を作るのかな？くじを引くと・・・担任の先生でした。子どもたちは、じっくり担任の先生の顔を見ると一番先に決めたのは、なんと「まゆげ」。「これが、せんせいのまゆげね！」と、ぷっくりふくらんだ大きな実を持って言いました。「ずいぶん太い眉毛にだね」と、みんなびっくり！そこから、たくさんの素材を見つけては持って来て「これはかみのけだからたくさんだ！」と、友だちと力を合わせてたくさんの葉っぱを持ってきました。松ぼっくりをたくさんみつけたお友だちが「これ、かみのけのかざりだよ」と、かわいい髪飾りを作っていました。作っていくうちにどんどんかわいくなってきて、担任もほっとしていたことでしょう。

たくさん動いたので、そろそろお腹もすく時間。みんなでお昼ごはんです。今日は、お家の方の特製おにぎりです。「みてみて。からあげだよ」「せんせい、しゃけいっしょだね」と、友だちや先生とおにぎりの話をしながら、モリモリ食べていました。おにぎりおいしかったね。ありがとうございます。

お昼の後は、目隠しトレイルです。「みえないとこわいかな？」「だいじょうぶだよ。ロープをちゃんともって、ゆっくりいけばいいんだよ」と、友だち同士で励まし合っていました。いつもは見える物が見えない世界はどんな感じなのかな？目隠しをして、ロープを持って歩いて行くと、いろいろな発見がありました。木の根っこや地面のくぼみやふくらみでつまづきそうになったり、足に当たると、足で一生懸命にどんなところなのか確認しています。もしかしたら、木があるのかもと手で周りを確認する子もいました。大きな木があると、木をよく触って、ぐるっと半周回ってみたり。周り終わって、目隠しをとると「あそこのきはぼこぼこしてたんだよ」「とちゅうにいしがあったんだよ」と、盛り上がっていました。見えているときには、なかなか感じることのできない経験をすることができました。

ネイチャーゲーム最後は、みんなで写真を撮ったり、どんぐりや松ぼっくりを拾ったり、坂を転がってみたりと、楽しんでいました。途中お社があると「みんなでさいごまでげんきにしぜんたいけんがくしゅうができますように」と、お願いしていました。「みてみて、きれいなどんぐりあったんだよ」と、友だちに見せたり、「まつぼっくりさがしてくる！」と、坂の上に登ったりしていました。坂の上に行くと、なんだか坂を転がってみたくなり「やっていいかな？」と、先生の顔をみていました。「やってみよう！」と、OKすると「わぁ～」と言いながら、坂を転がって行きました。それを観ていたお友だちや先生も「わたしも！」と、みんなでゴロゴロ転がっていました。「たのしい！」と、葉っぱまみれになりながら、何度も転がっていました。

ネイチャーゲームはこれでおしまい。これから、古峯神社へ行きます。古峯神社では、どんなことをするのかな？お楽しみに！