収穫祭
7月13日(木)、きりん組が育てている野菜を使って収穫祭を行いました。今日のメニューは、夏野菜カレー、きゅうりとおくらのサラダ、わかめスープです。各クラスで、作るものの担当を決めました。エプロンや三角巾、マスクを着け、手を洗って準備万端です。子どもたちは、うきうきわくわく。
うさぎ組は、わかめスープの担当です。初めての調理に「おかあさんみたいだね」と、うれしそうです。作る順番を教えてもらい、いよいよ始まりです。わかめスープに入れる具材は「わかめ」と「ねぎ」です。「わかめ、パリパリだね」「ちがうね」「ねぎくさい」と、いつも見ているわかめとの違いに気づいたり、ねぎのツンとくる匂いに顔をゆがめたりしていました。鍋に入ったスープをじっと見つめて、火にかけると泡が出てきたり、湯気がたってくるのを嬉しそうにしていました。
わかめやねぎの具を鍋の中に入れたり、かき混ぜたりしていると、少しずつ変わっていくわかめの変化やにおいの変化に気づき「おおきくなった!」と、大喜びです。できあがると「もうたべる?」と、11時前からお腹がすいてしまったようでした。
ぱんだ組の担当は、きゅうりとおくらのサラダです。最初に野菜を洗いました。トマトもつぶれないようにやさしく洗っていました。「きゅうりのぶつぶつだね」「トマトはつるつる」と洗いながら、野菜の感触を楽しんでいました。
いよいよ野菜の下ごしらえをしていきます。枝豆をさやから一粒ずつつぶさないようにやさしく出していました。優しく出していてもぴょんぴょんとんでいってしまう枝豆に、子どもたちは「あっ」と、ビックリしていました。枝豆の甘い匂いに「おいしいにおいがするね」と、嬉しそうです。きゅうりやおくら、トマトなど先生と一緒に包丁を使って切っていきます。「ほうちょうをきるときは、ねこのてなんだよ」と、他の先生にも教えていました。包丁で切るときには、真剣な表情です。
途中で見に来た、小さいクラスのお友だちにも切った野菜を見せていました。小さいクラスのお友だちもトマトの断面などじっと見ていました。切った野菜をドレッシングで味付けをして混ぜていると、おいしい匂いにつられて、うさぎ組のお友だちも見にきました。混ぜていると、どんどんねばねばしてくるサラダ。「ねばねばは、げんきになるんだよね」と、栄養面も少しずつ興味を持っているようでした。
きりん組は、夏野菜カレーの担当です。野菜の皮を剥いたり、洗ったり、野菜を切りました。きりん組のお友だちは、慣れたものです。先生と気を付けながら、切っていました。「じゃがいものかわもむいたんだ」と、得意げにいろいろな先生に話をしていました。
切った野菜を鍋に入れて炒めていきます。火が付くと「あついね」と言いながらも、こげないようにみんなで順番に混ぜていました。途中で水を入れ、ぐつぐつと煮ていきました。途中で、野菜に火が通ったかじゃがいもに串を刺して確認しました。「まだにえないね」と、火を確認すると「あれ?火が消えてる」「ガスがなくなったんだ」「それじゃ、いつまでたってもにえないね」と、途中アクシデントはありましたが、ガスを交換して解決!「これで、だいじょうぶ」子どもたちも失敗しても、解決すれば大丈夫ということを学びました。カレー粉をいれると、あたりにいい匂いが立ち込めました。「なんかいいにおいがする」と、近くのクラスの友だちや先生たちがやってきました。「もうすぐだよ」と、子どもたちも嬉しそうです。
すべてのメニューが完成し、給食の時間です。「いただきます」と、みんな勢いよく食べ始めました。「おいしい!」「パプリカきらいだけど、たべてみる」と、挑戦する子までいました。「せんせいきいて!きらいなものもたべられちゃったんだよ」と、嬉しそうに報告していました。自分たちで育てた野菜を使って、調理すると、一味も二味も違って感じているようです。子どもたちの自信にもつながっていきますね。これからも、食事は、育ててくれている人、売っている人、調理してくれている人がいて、食べられることを感じながら、感謝の気持ちを持って食べていきたいと思います。