消防署までおさんぽ
6月2日(木)、きりん組のお友だちが西消防署までお散歩に行ってきました。西消防署までは、子どもの足だととても遠い距離です。そして、今日は、とても暑い日。さて、子どもたちは西消防署までたどり着くことができるでしょうか?
園長先生に「いってきます」の挨拶をし、いよいよ出発です。保育園の前は細い道ですが、車がたくさん通ります。周りをよく見て「くるまがきたよ」と気づき、端に寄ったり、横断歩道のない道も「みぎ、ひだり、みぎ」と、声に出し指さし確認をして、道路を渡る時には、「ここにいるよ」とわかるように手を高く上げて、渡りました。
さぁ、大きな道路に出ます。「ここ、とおったことあるよ」「もうすこしでカワチだね」「パンやさんまであとすこし!」と、友だちや先生と話をしながら、みんなで楽しく歩いて行きました。途中、お家の人や会社から出てきた人、通行中の方に「こんにちは!」と、元気に挨拶をすると「いってらっしゃい!」と、にこやかに手を振ってくれたり、バスやトラックの運転手さんが手を振ってくれたりと、いろいろな方とコミュニケーションをとることができ、「てをふってくれたね」と、子どもたちも大喜びでした。
大きな交差点に差し掛かりました。「さて、こんなに大きな交差点は、どうやって渡ったらいいかな?」という、先生の問いかけに、子どもたちは、考えます。「あおになったらわたる」「そうだね。青信号になったら渡るんだよね」「てをあげる」「車の人にここにいるよって見てもらうんだよね」「おうだんほどうがながいから、にんじゃみたいにわたる」「ゆっくり歩くと信号が変わっちゃうからね。でも走ると転んじゃうから気を付けようね」と、子どもたちからたくさんの考えが出てきました。さぁ、いよいよ青信号になり、左右から車が来ないことを確認し、横断歩道を渡りました。渡り終えると、子どもたちもほっとした様子です。止まって待っていてくれた車に「ありがとう」と、笑顔で手を振っていました。
いよいよ西消防署が見えてきました。「やっとついたね」と、子どもたち。「しょうぼうしゃがいっぱいあるよ」と見ていると、消防士さんが出てきてくださいました。消防車の中に入っているものや、ホースの先に付ける機械を持たせていただきました。「消防士さんがホー火を消すときは、水が入ると動いちゃうから、こうやって持つんだ」と、消防士さんがどうやって持っているのかも見せていただきました。「きんにくモリモリじゃないとたいへんだね」「ぼくは、たいそうやってきんにくモリモリにするんだ」「しょうぼうしさんになれちゃうね」と子どもたち。子どもたちの質問にもたくさん答えていただきました。ありがとうございました。
さて、今度は保育園まで帰ります。消防車を見て、ごきげんの子どもたち。帰り道に食べ物屋さんの横を通ると「いいにおいだね」「おなかすいちゃったな」と、子どもたちはお腹が空いてきたみたいです。この距離を小さな足で歩いているのですから、お腹もすきます。「保育園に帰って、給食を食べよう!」と先生が言うと「はやくかえろう!」と、子どもたちは頑張って歩きます。大きな交差点も、行きでどうやって渡ったかを思い出しながら、交通ルールを守って、渡ることができました。保育園が見えてくると「やっとほいくえんだ!」「1.2.3…..」と、突然みんなで数を数え始めました。どうやら、あとどれくらいで保育園に着くのかを数えていたようです。
子どもたちの小さな足で頑張って歩いたお散歩。たくさんの人に出会い、交通ルールを守り、消防車も見ることができました。子どもたちとって、大切な経験ができました。これからも、交通ルールを守りながら、お散歩に行きましょうね。